“ハイハイ”が大切なことは多くの方がご存知だと思います。これから折に触れてハイハイの大切さについてお伝えしていきたいと思いますが、まず今回は「“お座り”と“ハイハイ”どっちが先?」という質問について一枚の写真から読み取れる事例でお話します。写真はお店のお客様「Yちゃんとお母さん」です。Yちゃんはうつ伏せ姿勢になるのがあまり好きではなかったそうで、お座りならご機嫌で遊んでいたようです。お母さんはYちゃんがハイハイする姿を楽しみにしておられましたが、その日はなかなかやって来ませんでした。そこで「機嫌の良い時、少しずつうつ伏せ姿勢の機会を増やしていきましょう。」と二人で相談しました。Yちゃんのお母さんは直ぐに実行!・・・それから数日後、写真の姿が・・・💛 お店の中で、気になるおもちゃに向かってぐーんと手をのばし、足の指で床を蹴って前に進もうとしている姿です。この姿勢から自分でお座りもできるようになったそうです。“目的の所に移動する”“両手が自由に使える”ことは子どもの好奇心や探索意欲、身体の操作性などを養い満たすのです。“お座り”と“ハイハイ”「どちらを先に?」絶対的な決まりや答えはありませんが、この事例から読み取れることがあるのではないかと思います。座ってばかりではなくハイハイがしっかりとできる環境をつくってあげることは絶対的に大切だと感じています。
両腕で支えてしっかりと胸をもちあげているYちゃん
おもちゃを触ろうとぐーんと腕を伸ばしています
おしりが持ち上がっているのもよくわかります
足の指が開いて力強く床を蹴ろうとしています